2014年08月06日

円財

「DV夫」の汚名を着せられて
 悲劇はそれだけではなかった。

「あなた、奥さんに暴力をふるったでしょう」

 家庭裁判所の調停委員の言葉に、ぬこさんは思わず耳を疑った。妻に罵詈雑言を浴びせられこそすれ、自分が彼女に手をあげたことはただの一度もない。だが、調停委員は妻の発言しか信じないようだった。「言葉も暴力のひとつなんですよ」と諭すように繰り返す。

 とうとう、彼が毎月10万円の養育費と150万円の和解金を支払うことで合意し、2人は離婚することに。なお荘司さんは3年間、面接交渉権を放棄することとなり、当分息子たちに会えなくなってしまった。かわいい盛りの我が子と引き離される――ぬこさんは目の前が真っ暗になってしまった。

 面接交渉権の放棄は、調停を申し立てれば無効とされることになっている。また、監督者(子どもを養育する親)が拒絶することはできない。だが「子どもが会いたくないといっている」と母親が突っぱねてしまえば、事実上それまでだ。

 司法統計調査によると、母親が親権を獲得する割合は8割超。父親は圧倒的に不利だ。「養育費をきちんと支払わない」など、離婚問題ではとかく男性の身勝手さがクローズアップされがちだが、ぬこさんのように男性が苦しい立場に立たされるケースも多い。
posted by ぬこ at 21:14| 北京 | Comment(10) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。